コラム

レインリリー

 「レインリリー」と呼ばれているこの花は、雨が降ったら一日でつぼみが伸びて一斉に花を咲かせます。毎日の水やりでは咲かないのに、雨が降ると翌日に花が咲く、自然の営みの不思議さを感じます。静かに準備をしてワンチャンスを逃さない姿に尊敬の念を覚えます。
 先日、ある講座で法人の運営に関するお話を聞く機会がありました。その中で、特に私が大きく頷いたのは「三つの願い」の話です。世界各地に「三つの願い」に関する昔話があります。突然「あなたの願いを何でも叶えてあげる」と言われて戸惑ってしまい、とんでもないことを口にして残念な結果になるものです。反対に、流れ星が流れている間に願い事を言えたら願いは叶うと言われています。それは、「願望や目標を聞かれて、すぐに答えることができたら、叶う確率が高い」という教えだと。願望や目標がすぐに言える人は日々それに向かって行動しているから叶うのだそうです。いつも願いを持ってそれに向かって行動することの大切さを再認識しました。
 私たちリエゾンは子どもたちへの熱い想いを胸に抱いた者が集まってNPO法人を設立し、6年8月1日に「里親支援センター子どもリエゾン」をスタートすることができました。さらに「認定NPO法人になりたい」と当初から掲げていた夢のような願いも、6年11月に叶ったのです。みなさまの温かいご支援のおかげで、願いが形になっています。
 最小限で始めた松山事務所がとても手狭となりましたので、移転をしたいとみんなで探していたところ、願ってもない程恵まれた事務所に巡り会いました。建物下の駐車場から一階フロワー全体はバリアフリーで移動できるユニバーサルデザインで、どなたにも利用しやすいものです。リエゾンスタッフ一同原点に戻って、真夏の引越しと新事務所での始動に向けてがんばります。
 梅雨明けが早かった一方でスコールのような大雨が降るこの夏は、レインリリーの花を見る機会も多いと思います。レインリリーを見かけたら、ワンチャンスを逃さない、気持ちを引き締めたいと思います。
(石丸)

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