盛夏のトマト
盛夏のお便り、久万高原町直瀬のおいしいトマトがこの夏も届きました。
父母が直瀬出身の私の夫は、直瀬のトマトが大好き、味が全く違うそうです。直瀬の水と空気で直瀬の人が育てた野菜は味が濃いのだそうです。夫は大きなトマトにかぶりつきながら、子どもの頃、直瀬の祖父母宅に泊まり、朝は蝉の声で目覚め、田んぼの横の小川に入り、裏山を走り回った夏休みの思い出をいつも語ります。
トマトをくださった方は、直瀬を選んで移り住んでトマト農家を始められ、トマトを通した活発な地域活動もされています。里親さんを支援する子どもリエゾンえひめの活動をお話ししたところ、地域で子どもを育てる里親支援についても共感してくださっています。
この夏休みには、社会的養育の子どもたちをトマト収穫体験に受け入れてくださるそうです。また、季節里親で高校生を受け入れる里親さんをトマト農家さんたち地域みんなでバックアップされるとか。直瀬の澄んだ夏の朝の空気を胸いっぱいに吸って、赤くずっしり大きく育ったトマトを一つ一つ手で優しく丁寧に収穫する。赤いトマトを育てた人の愛情たっぷりを感じます。子どもたちは自分たちが畑で採ったトマトを調理してトマトカレーを作るそうです。みんなで作るトマトカレー、どんな味になるか楽しみですね。
里親さん一人だけで子どもを育てるのではなく、里親さんを支援する周りの方が地域にいてくださること、優しく包んでくれる大人たちの笑顔があふれていることは子どもの安定した成長にとって何より素晴らしい環境です。「社会で子どもを育てる」、子どもリエゾンえひめは地域のみなさまと繋がっていきたいと考えています。つながる夏休み最盛期です。私たちと繋がって一緒に支えてくださる方、お声かけお待ちしています。
(石丸)
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