野の花
本日のコラム画像の花の名前は何でしょうか?みなさまよくご存知の「どくだみ」です。実家の畑に群生していました。畑にはどくだみの他にもせいようたんぽぽやからすのえんどう、かたばみ等いろいろな野の花が咲いていました。
見たことはあるけれどもその花の名前がわからない時、みなさんはどのような方法で調べますか?つい最近、私は知人から、スマートフォンの検索機能を使うと直ぐにわかると教えてもらって、とても驚きました。子どもの頃、アニメのドラえもんで「こんなものがあったらな」と夢見たことが一つひとつ現実になっています。
それでも、レトロな私は図書館へ行って子どもコーナーの本で調べます。子ども対象の本は、絵や写真、図等が多用されて視覚から理解しやすく、また、年齢に合わせたやさしい言葉と文で説明されているので、わからないことを調べるには最適です。今回は「野の花えほん 春と夏の花」(前田まゆみ作 あすなろ書房)に出会いました。本を開けると「すみれ」から始まり、100を超える野の花が紹介されています。春に小さな白や黄色の花が咲いて初夏には赤い実がなる野のいちごを見かけた時に、「これは何いちご?食べられるの?」と悩んだ経験はありませんか?そういう疑問にも的確に答えてくれます。「いちご」のページには、「へびいちご」「くさいちご」の種類毎の花や葉、実の特徴や名前の由来等の情報の上に、ジャムの作り方やリースの作り方等親子で楽しむ情報もあります。
子どもと一緒に野原へ行って草や花で遊び、家に帰ってから本を広げて花の名前を知る。一緒に摘んだ果実でジャムを作り、リースを飾る。そんな穏やかで温かい時間が流れる心豊かな日々、いいですよね。よかったら、こんなお話もさせてください。リエゾン茶話会でお待ちしております。
(石丸)
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