母の日
母の日のカーネーション、今年はどんな色を選びましたか?カーネーションは色によって花言葉があるそうです。赤は「母への愛」、ピンクは「強い愛情」、オレンジは「清らかな慕情」等。私は四人きょうだいなので、色が重ならないようにと思いながら選んだものでした。誰にとっても母は特別な存在で「お母さん」と呼べる人がいるのは何より幸せなことです。
社会的養育で関わる子どもへのおはなし会のプログラムでは、人間のお母さんやお父さんが出てくるものは避けています。幼い子どもたちは、絵本に出てくることを、自分のことと結び付けて考えてしまいがちです。中でも幼児さんは、お母さんという言葉を聞くと「おうちに帰るの、ママが来るの」と口にすることが多く、胸が締め付けられます。そんな時は、動物の親子のおはなしをします。動物のお母さんが子どもを大切にぎゅっと抱きしめる、暖かい気持ちになるものにします。
母の日も父の日も何も特別なことをしたり、特別な場所に行ったりする必要はありません。一緒にいるだけでいいのです。一緒にごはんを作って一緒に食べる、一緒に語って一緒に笑う、一緒に遊んで一緒に眠る。そんなあなたのおうちに子どもたちを迎えてくださいませんか。
今年の母の日、我が家に飾っているのは、「オルレア」モッコウバラのお便りをくださった知人のお庭からいただいた花です。その花言葉は、「清高・細やかな愛情」。見る度に心が落ち着く素敵な花です。
(石丸)
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