コラム

乗り物大好き④

 写真は新居浜東港に停泊している大きなフェリーです。
 児童相談所で一時保護された子どもは、1.2週間ほど一時保護所の中で生活します。外遊びが好きな子どもにとっては、窮屈な生活ですので、時々外出して息をつくのです。
 わたしはよく新居浜マリンパーク側の岸壁で大型フェリーを眺めることにしていました。出航するときはいつも感激します。大きな船が悠然と沖に出ていくのです。
 港は旅立ちを実感する場所です。一時保護された子どもたちは、やがて次の場所(施設や里親等)へと旅立ちます。旅立つ船に自分の未来を重ね感じるのでしょうか。いつまでも「バイバーイ」と大きな声で何度も別れを告げる子どももいます。静かに見送ったあとほっとした表情を浮かべる子どももいます。
 フェリーを見送りながら、傍らにいる子どもたちの旅が幸運であることを祈るのでした。
Bon voyage
(山内)

【次回:旅立ち
【前回:乗り物大好き③

一覧に戻る

すべての子どもが
愛されて育つ
豊かな社会を
一緒につくりませんか?

子どもリエゾンえひめは、愛を持って子育てに取り組む里親が増えることで、
子どもたちが幸せに生きることができる社会を目指して活動しています。
私たちと一緒に未来の子どもたちの応援団になっていただけませんか。

里親になる

活動を応援する

ご寄付によるご支援も
お待ちしています

里親になるのは難しくても、ご寄付という方法で活動をご支援いただくことができます。
子どもの未来を豊かにするための活動にご協力をお願いします。