ひなあられ

弥生三月、雛の月になりました。「明かりをつけましょぼんぼりに お花をあげましょ桃の花」という歌が聞こえてきます。ひな祭りは、女の子の健やかな成長を願ってお雛様を飾りひなあられや白酒等で祝うもの。今は子どもみんなの成長を祝うものとなっているようです。
私は姉と妹がいる三姉妹なので、お雛祭りの思い出はきょうだい成長の記憶です。この二月に妹から「ひなあられ」についての語りがありました。「母が飾っていたひなあられが懐かしい、袋にお雛様の絵があった大洲の二宮福寿堂のものだったけど、母はどこで買っていたのかな。」
私の知人で大洲出身のAさんにその話をしたところ、翌日Aさんは大洲に足を運んで二宮福寿堂の「ひな豆」を届けてくださいました。Aさんご家族もこの「ひな豆」をご愛用されていて、県外のお身内に送るととても喜ばれるそうです。
何気なく「ひな豆」の袋の裏を見るとこう書かれていました。「遠く離れている親戚の方や友人にも古くから今に伝わるこの懐かしい故郷の香『福寿堂のひな豆』を贈って上げて下さい。きっと故郷をしのび喜ばれることでしょう。」読む人が懐かしい思い出と笑顔になる素敵なメッセージです。
早速、私も県外に住む姉妹に「ひな豆」を送りました。母の顔が浮かぶ懐かしいひなあられと幼かった甥姪たちのはじける笑顔を思い出すみきゃんのイラストのある東予のひなあられを入れました。ひな祭りの想いは親から子へ、孫へ、その子どもへと受け継がれて行くかけがえのないものです。
愛媛では月遅れのひな祭り、桃から桜の季節までの穏やかな春を、子どもやその周りにいる人と一緒に、ひな祭りの歌を歌いひなあられを食べて楽しみたいものです。
(石丸)
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