コラム

まつやま子ども読書フォーラム

 「まつやま子ども読書フォーラムで小説家の宇佐美まことさんが講演をされる」と知人からうれしいお知らせがありました。チラシには「子どもたちはさまざまな出会いを重ねながら、読書のとびらを次々と開いていきます。その傍らには、どんな人や場所があったのでしょうか。」とありました。
 宇佐美さんは里親等社会的養育について、小説を通して発信されています。また、松山市立図書館では日頃から子どもリエゾンえひめにご協力いただき、特に毎年10月の里親月間には里親等社会的養育として社会で子どもを育てる活動の情報を展開されております。
 講演で宇佐美さんはご自身の子ども時代の経験と、母としての子育てや8人の孫育てから、身近なエピソードを挙げてわかりやすくお話をされました。
 「感受性の強い子ども時代に本を読むことで、学び吸収することができる。
 外で遊ぶことも大切な体験であり、子どもは好きなことがあるのが一番、大人がそれを押し付けてはいけない。好きなことがあればいずれ子どもはそれを深堀りしたくなるから。
 気づく力、観察する力、想像する力、この3つが大切である。そのために、たくさん本を読む、経験をする、考えること。これが後の人生を豊かにし、人生を乗り切る力になる。
 本を読んでアンテナを広げ、じっくり観察する、思考の幅を広げる子どもになってほしい。それが積み重なって未来の大人ができる。
 本を読む入口は、紙の本を読む人は本で、紙の本でなくて電子書籍で読む人もいるし、漫画から本を読むことに入るのもいいと思う。また、オーディオブックから入る人もいる。オーディオから入って本を読んでみようとするのもいいのでは。」と宇佐美さんは端的な口調でお話をされました。
 子どもの読書活動を広げるのは、地域社会全体で作り上げること。これは読書に限らず子どもの生活全てに言えることではないでしょうか。昔も今も、子どもは社会で育てる。子どもを地域社会で育てるこの活動が、会場に集った方から周りの方へともっと広がることを願いました。
(石丸)

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【前回:月白(げっぱく)

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