思い出のマーニー

「思い出のマーニー」(J.ロビンソン 作,松野正子 訳,岩波少年文庫)、この本は、松山市立中央図書館「10月は里親月間」の展示コーナーに並んでいます。私からもお薦めの一冊です。
映画「思い出のマーニー」を見られた方も多く、また、松野正子さんのお名前で絵本を思い出される方も多いのでは。松野正子さんは愛媛県新居浜市出身で、赤ちゃん絵本、日本の昔話から外国のお話まで作品は多数あり、赤ちゃんから全ての年齢の方に親しまれています。
かつて私は「思い出のマーニー」の映画を見た後で、岩波少年文庫を読みました。その頃の私は行政の仕事をしていたので、深く読むことはなく、ただ読んだというだけでした。リエゾンで里親支援の活動を始めてから、頭の片隅で埋もれていた「思い出のマーニー」のことを思い出し、やっとこの9月に再度読み直しました。今だから気づいたのかもしれませんが、言葉一つひとつに深い意味があることに驚きました。また、イギリスの里親についても知ることもできました。本には映画とは違う気付きがありました。
「里親」の展示コーナーに並んでいる本の中には、タイトルだけでは里親関連とは想定できないものもあります。気になったところ、何かひかかることから、本を手にしてみてはいかがでしょう。
(石丸)
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