コラム

絵本「やさしいライオン」

 絵本「やさしいライオン」(作・絵 やなせ・たかし:フルベール館)、表紙の絵は犬がライオンの子どもを優しく慈しむまなざしで見守り、子ライオンは大好きなお母さんと一緒にいる満足感で満たされています。
 現在放送されているテレビ小説「あんぱん」でこのお話の由来として「生みの親と育ての親、二人のお母さんへの想い」が語られていました。
 数年前、図書館のおはなし会で私の知人が子どもたちにこの絵本の読み聞かせをしました。当日、彼女は自宅から絵本を持ってきました。その絵本には子どもがページを捲ったなごりがありました。彼女はこの絵本が大好きで、自身の子どもたちと一緒に何度何度も読んだそうです。図書館のおはなし会では、子どもと一緒にお父さんやお母さんが傍にいて一緒に絵本を見ます。おはなし会に参加した親子は図書館で絵本を借りて帰り、自宅ではお父さんお母さんから絵本を読んでもらいます。大好きな人と一緒に過ごす時間の積み重ねが子どもにとって大事なことです。大人になったライオンが子どもの頃、犬のお母さんと一緒にいた時間が宝物であるように。
 この絵本は読む人それぞれが様々なことを感じ考える機会を与えてくれます。「やさしいライオン」をもう一度開いてみてはいかがでしょうか。
 絵本を子どもに読んでいた私の知人は、今、学校現場で学校生活がしんどい子どもたちに寄り添い、社会に出る前の支援をされています。そして、リエゾンの活動にもエールを送ってくださいます。
(石丸)

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