コラム

アガパンサスの花

 6月アガパンサスの花が開くと、一人の女性、けいこさんを思います。
 私とけいこさんは福祉の職場で出会いました。私たち二人は結婚記念日が6月だったので、「ジューンブライドは幸せになるよね」と仕事と家事の多忙な日々の中、笑いあったものです。6月に咲く花、丸くて優しいと同時に凛として気品があるアガパンサスが彼女によく似合っていました。
 そんな彼女が児童相談所で里親担当となった頃、愛媛県の里親委託率は低迷していました。子どもの養育のために里親の重要性を感じた彼女は、自らも里親登録をしました。しかし、程なく彼女は病魔と闘うこととなり、里親養育を広げたいという願いも叶わず旅立ちました。
 私は、リエゾンの活動でけいこさんの子どもたちへの思いをつないでいけたらと思っています。アガパンサスの花ことば「ラブレター」、けいこさんからのラブレターが社会に広がりますように。
(石丸)

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