少年友の会
皆さんは「少年友の会」をご存じでしょうか。
「少年友の会」は、家庭裁判所に送られてきた非行をした少年少女に対して、家庭裁判所に協力し、少年少女の社会復帰や健全育成の手助けをしているボランティア団体です。NHKの朝の連続テレビ小説「虎に翼」の主人公のモデルである三淵嘉子元裁判官が中心の1人となって1966年に作られた団体で、現在全国で1万人余りが日々活動されています。
私は先日、「愛媛少年友の会」の方々とお会いし、お話する機会がありました。多くの方々が子どもたちのために心を砕いていらっしゃる姿に感動を覚えました。みなさんの真剣な眼差しを拝見し、どんな研究や理論よりも、現実に行動されている方が最も尊敬に値すると心から思いました。また、「子どもの事を理解したい、子どもたちのために何かをしたい」と願う様々の団体とつながりあうことで、より重層的な支援を子どもに届けることができるのではないか、とも思いました。
会場の窓から見える堀之内公園の新緑に癒されながら、「定年でもう年を取ってしまったし」とか「眼が見えにくくて辛いから」などを言い訳にして何となく失速してしまいがちな自分自身を反省し、「もう少し頑張ってみよう」という気持ちにさせられた五月晴れの一日でした。
(西﨑)
【次回:】
【前回:子どもの声を聴く】