しりとり
しりとり、お好きですか?道具は何もいらない、言葉を掛け合う楽しい遊びです。1月のおはなし会には、しりとりのあるものを二つ入れました。
一つは、手袋人形『へびくんとへびさん』。二匹の蛇がしりとりをしますがしりとりは続きません。次に二匹は蛇の歌を歌おうとしますが、かえる、ことり、ぞうやクマの歌はあっても蛇の歌は思いつきません。そこで二匹は、自分たちで歌を作って遊びます。子どもたちも、二匹と一緒に考えながら楽しみました。
二つ目は、絵本「しりとりのだいすきなおうさま」(作:中村 翔子 絵:はた こうしろう 鈴木出版)、王様の食事はしりとりに並んでいないといけないし、最後は大好きなプリンと決まっています。家来たちはいつも一生懸命考えなくてはなりません。子どもたちは、出てくる食べ物がしりとりになっているか指さして声に出して確認していました。また、家来たちがどうやって王様の出す難問を解決するか、おはなしと絵に集中して楽しみました。おはなし会が終わってから、参加していた一番小さい女の子が「あたし、トースト大好き」と言いました。彼女は、トーストという言葉を覚えて早速使ってみたのかもしれません。
絵を楽しみ、言葉を楽しみ、人と人のやり取りを楽しむ、豊かな時間を過ごすことができました。
写真の手袋人形へびさんは緑のリボンを着けています。リボンでへびさんの表情の幅がぐっと広がりました。実はこれ、子どもリエゾンえひめスタッフの手作りです。こんなものがあればと思ったら作る、その姿勢にいつも感謝しています。
(石丸)
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