コラム

時代を繋ぐ

 10月1719日の3日間第65回日本児童青年精神医学会総会学術集会が愛媛県県民文化会館で開催されました。大会のテーマは、「時代を繋ぐ児童青年精神医学」。子どもリエゾンえひめから5名が参加して、全国から松山に集われた児童精神医学の専門家の方々と繋がらせていただきました。
 初日の受付時に、とてもうれしいことがありました。受付を探してキョロキョロしていたら、「こんにちは、受付はこちらです。お疲れ様です。」と明るい声かけ。両手が荷物でふさがっているのを見ると、「名札プレートにお名前をお入れしますね。」と。また、記念バックを手渡す時には「このバックのイラストは関係者が描いたものです。」と紹介もありました。一言プラスしたおもてなし精神溢れるすばらしい対応に、笑顔で繋がらせていただきました。
 三日間、日本を代表する方々から学んで頭は一杯、気持ちは熱くなっていますが、その中でみなさまにご紹介したい言葉があります。
 災害対策委員会セミナー「災害時における支援について」での兵庫県立ひょうごこころの医療センター院長田中究(たなかきわむ)氏のことばです。田中氏は阪神・淡路大震災の経験から、その後日本で起きる大災害には常に一番乗りで支援をされている方です。「心のケアとは何か。仕組みが整っても抜け落ちていくところは多い。抜け落ちていくところに気づき、一つひとつ拾い上げること。それは、傍にいること、見守ること、誰もひとりぼっちにしないこと。見落とされているものを見逃さない。特に、頑張っている人たち、子どもたちを見落とさない。」
 胸にしっかりと刻みました。「繋ぐ」はフランス語で「リエゾン」です。
(石丸)

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