星を見る
秋の空、空気が澄んで空の透明度が高くなり、見上げる度に「秋が来た」と感じます。そして、晴れた日の夜には星空を見たくなります。
子どもの頃から私はきょうだいで星空を見るのが好きでした。先ずは北の空で北斗七星とカシオペア座を見つけます。次に東から南の空の星たちを見て、季節の移ろいを楽しみました。天上の天の川もよく見えました。砥部の空の星はとてもきれいに見えました。
松山で生活していると、夜が明るくて夜空の星を見ることが難しく、唯一楽しめるのが、未明の星空です。朝4時に星を見ているのは、私と塀の上の猫でしょうか。9月30日の朝5時には、ほぼ真南にオリオン座が輝いていました。オリオン座といえば、冬の大三角形の一つですが、秋の未明にも見られます。
こんなかわいいタイトルの絵本があります。「リボンのかたちの ふゆのせいざオリオン」(写真・文:八坂康麿 絵・構成:杉浦範茂 福音館書店)、図書館や施設おはなし会で使っています。表紙は、オリオン座をリボンで囲んでいます。
「リボン」ということばと絵で、赤ちゃんから小学生まで、みんなすぐに注目します。お話は星座に興味をもつきっかけにもなることでしょう。
絵本を見る時、子どものそばに大人がいることで、温かい時間となります。子どもは大好きな人のお膝に座って、大好きな人の穏やかな声で絵本を読んでもらう、日々これを繰り返す安心できる時間が成長の糧となります。
あなたの温かいお膝に座るのを待っている子ともがいます。子どもリエゾンにお声かけください。
(石丸)
【次回:】
【前回:全国1愛媛県7割】