深まる秋のおはなし会

秋が深まって行きます。11月のおはなし会は豊かな秋を子どもたちと共に楽しむプログラムを考えました。
おはなし会の最後は、子どもたちに大人気の絵本「もりのかくれんぼう」(末吉暁子作 林明子絵 偕成社)をします。この絵本は1978年11月に初版が出て以降約50年間、豊かな秋を感じ味わう一冊として愛されています。子どもだけでなく一緒に読む大人にも自然と共生することの大切さに気づかせてくれます。
子どもたちは絵本の世界に入って、森の中でかくれんぼをする動物たちを次々と見つけては「見つけた、ここよ」と喜びます。子どもは見えないもの、隠れているものを探すのが大好きです。秋の森の木の枝や葉っぱと一体になって隠れている動物の姿や形を楽しみます。そして、隠れている動物を見つけては「ここにいるよ、見つけた」と笑い合う時間が何より楽しいものです。
この絵本を読む度に私は、子どもの頃、庭や家の中でかくれんぼをして遊んだことを思い出します。鬼に見つからないように隠れるのも楽しいのですが、見つけられた時に、「見つかった!」と笑い合うのが楽しかったです。かくれんぼは大好きな人に見つけてもらうのが楽しい遊びなのかもしれません。
子どもの頃に読んだ絵本、ご自身の子どもに読んだ絵本を次の世代の子どもと共に読む大切な時間を味わってみませんか。
(石丸)
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