コラム
児童相談所の空
児童相談所で白い雲が浮かぶ空を見ました。
写真を見て「あれっ!」と思われた方がおられるかも?そうです、児相の建物の中にある空です。この穏やかな空の景色が描かれた頃から、建物が柔らかな光で包まれるようになったと感じています。
8月12日、リエゾンの新事務所に知人が訪ねて来てくれました。彼は児相で児童福祉司をされていました。その当時、児相では子どもの命を守るため、子どもの保護が最優先でしたが、さらに、その後の家族への対応も同じ福祉司の仕事でした。家族との関係で担当者は日々悩んだものです。そのような話をした後、彼は「リエゾンの里親活動に加わるのは難しいけれど、子どもに関わる活動で自分にできることでつながりたい」と言われました。私はリエゾンにお声かけくださった彼に感謝いたしました。
児相も変わっています。児相に来る子どもにも家族にも、そして、そこで働く職員にも優しい場所、空のように包み込んでくれるところになってほしいものです。そのためにも人と人がつながること、児相の空を見ながら思います。
(石丸)
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