児童相談所の映画 高松レポート2
ママみきゃんとこみきゃんの手をダークみきゃんがつなぐ、このみきゃんイラストはどこの建物にあるかご存知ですか?愛媛県福祉総合支援センター、「児童相談所」の壁に描かれています。私にとって児童相談所は馴染みの建物ですが、一般の方にとってはかなり距離を感じる所かもしれません。
11月30日の夜、高松市トキワ商店街にあるホール・ソレイユで児童相談所が舞台の映画「ほどけそうな、息」を鑑賞しました。映画上映の後、製作に携わった エグゼクティブディレクターである佐藤剛さん(現 西日本子ども研修センターあかし)の司会で、監督・脚本の小澤雅人さんと西日本子ども研修センターあかし藤林センター長、大分大学講師(前大分県こども女性相談支援センター長)河野洋子さんによるトークセッションがありました。
児童相談所の現場で実際に働く人たちに取材を行い、実話をベースに児童相談所の光と影を描いたものだけあって、どの場面も児相のリアルが描かれていると話がはずみました。また、児童福祉の専門家による場面解説に会場から感嘆の声が上がっておりました。河野さんからは「社会福祉士を目指す学生にこの映画を見せて話し合う時間を持ったところ、児童相談所で働きたいという声が出ている。」と嬉しい報告もありました。子どもの命を守る、子どもの福祉のために日夜問わず走り回って、奮闘する児童相談所職員の姿を知ってもらえると嬉しいです。世間のみなさまに広く見ていただきたい映画です。
最後に、ポスターに小澤雅人監督から「子どもリエゾンえひめ」宛てのサインを頂きました。「“リエゾン”ってどういう意味ですか?」と聞いていただき、「フランス語で“つなぐ”」とお答えしたところ、「ああ!」と目を輝かせていただきました。リエゾン、どんどんつながっていくのを感じました。
(石丸)
【次回:】
【前回:青いライオン 高松レポート1】