コラム
城山門前まつりにて
去る11月3日、松山ロープウェー商店街歩行者天国で、第24回城山門前まつりが開かれました。秋晴れのなか、様々な楽しいイベントがあり、私たち子どもリエゾンえひめも、場所をお借りして、里親募集のPR活動を行いました。
その際中、たくさんの人込みから、若者の男女が、私に声をかけてくれました。
彼らは、なんと25年前に同じ児童養護施設に入所し、そのまま高校卒業までともに生活をしていた同窓生だというのです。
それぞれ、入所の相談をしたのが、児童福祉司だったわたしだったのです。
当時、小学生だった子たちが、立派な社会人になって、休日を楽しみ、同じ施設育ちの仲間の結婚をお祝いした帰りに寄ったと語ってくれました。
2人とも穏やかな笑顔で、今充実した暮らしをしているようでした。
随分と昔の私を覚えてくれていたことにびっくりし、懐かしさと同時にとてもうれしくも感じました。
別れ際「ありがとう。」と声をかけてもらい、大きく頷いて見送りました。
大切な人と再び巡り会えたことに感謝した、城山門前まつりでした。
(山内)
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